2023年10月18日(水) - 2024年01月08日(月)
秋の嵐山で江戸絵画の特別展示を、福田美術館と二館共催で開催いたします。
福田美術館が所蔵する江戸絵画の優品を通して、画家や作品の情報だけでなく、江戸絵画の基礎知識や鑑賞するポイントもご紹介。
愛好家はもちろん、江戸絵画に触れたことのない方にも楽しめる内容となっています。
江戸時代の絵画と言えば何を思い浮かべますか?
葛飾北斎の浮世絵、伊藤若冲の鶏、円山応挙や長沢芦雪の仔犬など、江戸時代に京都で活躍した画家たちが、今大きな注目を集めています。ただ江戸時代といえば、彼らだけではありません! 他にも素晴らしい画家が大勢ひしめき合い、腕を振るっていました。
江戸時代の絵師たちは、師匠に弟子入りし修行を積んで技術を会得するのが普通でした。冒頭に挙げた北斎、若冲、応挙、芦雪も、室町時代から続く「狩野派」と呼ばれる絵師集団の絵を学んでいます。一方で、尾形光琳や酒井抱一などのように、尊敬する絵師の作品を手本として学び、その表現方法を継承していく絵師たちが現れます。それが「琳派」と呼ばれる絵師たちです。また、庶民の生活や流行、役者などを題材にした浮世絵版画が、現在の雑誌や広告物のような新たなメディアとして大都市の江戸で人気を博しました。
第2会場の嵯峨嵐山文華館は浮世絵祭り!葛飾北斎が自ら筆をとって描いた《大天狗》や《墨堤三美人図》をはじめとする優品とともに、歌川広重の浮世絵版画《東海道五十三次》の作品を紹介します。誰でも一度は見たことがある浮世絵の世界をお楽しみください。
展示期間 | 2023年10月18日(水)~2024年 1月8日(月・祝) |
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前期 | 10月18日(水)~12月4日(月) |
後期 | 12月6日(水)~2024年1月8日(月・祝) |
開館時間 | 10:00〜17:00(最終入館 16:30) |
休館日 | 12月5日(火)展示替え、年末年始:12月30日〜1月1日 |
入館料 | 一般・大学生:1,000(900)円 高校生:600(500)円 小中学生:400(350)円 障がい者と介添人1名まで:各600(350)円 ※( )内は20名以上の団体 料金 ※幼児無料 嵯峨嵐山文華館との二館共通券 一般・大学生:2,300円 高校生:1,300円 小中学生: 750円 障がい者と介添人1名まで:各1,300円 |
主催 | 嵯峨嵐山文華館・福田美術館 |
後援 | 京都府、京都市、京都市教育委員会 |
葛飾北斎 歌川広重 歌川国貞 月岡雪鼎 祇園井特 他
葛飾北斎《大天狗図》(部分)
葛飾北斎《人物像》(部分)
歌川広重《東海道五十三次》庄野(部分)
歌川広重《東海道五十三次》日本橋(部分)
葛飾北斎《水中双鴨図》(部分)
葛飾北斎《端午の節句図》(部分)
祇園井特《美人》(部分)
歌川広重《東海道五十三次》御油(部分)
歌川広重《助六図》(部分)