【嵯峨嵐山文華館】小倉百人一首の全首を見る - Poets Search -

歌番号 87

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寂蓮法師

じゃくれんほうし  
寂蓮法師 坊主

(?-1202) 俗名は藤原定長。俊成の兄弟・阿闍梨俊海の息子。俊成の養子となるが、後に出家した。

Jakuren Hoshi

(?-1202 C.E.)Popularly known by the name Fujiwara-no-Sadanaga, he was the son of Ajari Shunkai, brother of Shunzei. He was adopted by Shunzei, and later became a monk.

上の句

むらさめの
村雨の
つゆもまだひぬ
露もまだひぬ
まきのはに
まきの葉に

下の句

きりたちのぼる  
霧立ちのぼる  
あきのゆふぐれ  
秋の夕暮れ  
部立
四季(秋) 
出典
新古今集 
主題
霧が立ちのぼる秋の夕暮れの、静かで心寂しい情景 
歌意

にわか雨のしずくがまだ乾かずにとどまって輝いている針葉樹(杉や檜)の葉に、霧が谷間から涌き上がってくる秋の夕暮れの光景よ。

Dazzling droplets of rain sit atop the leaves of the cedar tree, and the mist rises above the valley on a matchlessly beautiful fall evening.

絵札について

 百人一首かるた(江戸時代)公益財団法人小倉百人一首文化財団所蔵   → 絵札の解説を見る

参考文献

 カラー小倉百人一首 二訂版(京都書房)/ もっと知りたい京都小倉百人一首(京都新聞出版センター)

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