嵯峨嵐山文華館

開催予定の企画展Upcoming Exhibitions

企画展

SONGS - 定家の書・芭蕉の句・夢二のうた -

2019年02月02日(土) - 2019年05月12日(日)

リニューアルオープンから2回目の企画展では「うた」をテーマに、書や絵画をご紹介いたします。言葉と絵が深くむすびついた日本美術の魅力をどうぞお楽しみください。

企画展

展覧会の概要

ここ嵯峨嵐山は、藤原定家が小倉百人一首を撰した場所でも知られるように、歌と関わりの深いところです。本展覧会では、藤原定家が嵯峨中院障子に書いたとされる小倉色紙をはじめ、江戸時代の俳聖である松尾芭蕉や、芭蕉を尊敬してやまなかった与謝蕪村の俳画、詩人としても知られる近代の画家竹久夢二の作品など、さまざまな歌のかたちを展示します。
四季折々の風景に心を震わせた古代の歌人、日常のささやかな一コマを軽妙に詠った近世の俳人たち。絵画のみならず作詞も手がけた多才な夢二。彼らは、どんな思いを歌や絵に託したのでしょうか。歌と絵画が織りなす協奏の世界をお楽しみください。
さあ、あなたには、どんなSONGが聞こえますか?

展覧会情報

会期2019年2月2日(土) - 2019年5月12日(日)
開館時間10:00 - 17:00 (入館は16:30まで)
休館日火曜日 (祝日の場合は翌日)
観覧料一般・大学生 900円 (800円)
高校生    500円 (400円)
小中学生   300円 (250円)

※( )内は20名以上の団体料金です
※身障者手帳をお持ちの方は介添人1名まで500円(団体 400円)
※幼児無料
※常設展もご覧頂けます
主催小倉百人一首文化財団
後援未定

作家紹介

藤原定家(ふじわらのていか)

1162-1241 鎌倉時代の公卿、歌人。
応保2年(1162)、藤原俊成の次男として誕生。母は美福門院加賀。京極中納言とよばれる。父の指導をうけ、後鳥羽院歌壇で活躍。「新古今和歌集」「新勅撰和歌集」の撰者であり、「小倉百人一首」の撰した人物として名高い。百人一首は、義親の宇都宮頼綱の依頼によって、色紙に百首の和歌を揮毫したのが始まりとされる。また、「源氏物語」など古典の校訂にも大きな功績を残した。仁治2年(1241)死去。80歳。日記に19歳から56年間書き続けた「明月記」家集に「拾遺愚草」、歌論書に「詠歌大概」がある。

Pick up Song♪
「来ぬ人を まつほの浦の 夕凪に 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ」

松尾芭蕉(まつおばしょう)

1644-1694 江戸時代前期の俳人。
正保元年(1644)、伊賀国(三重県)に生まれる。京都で北村季吟に俳諧をまなび、江戸にでて深川に芭蕉庵をむすぶ。貞享元年(1684)の「甲子吟行」「野ざらし紀行」をはじめ「笈の小文」「おくのほそ道」などの旅をへて、わび・さび・軽みなどの蕉風にたどりつく。元禄7年(1694)旅先の大坂で病死。51歳。命日を時雨忌という。別号に桃青(とうせい)、坐興庵、栩々斎(くくさい)、花桃園などがある。

Pick up Song♪
「ふる池や 蛙飛び込む 水の音」

与謝蕪村(よさぶそん)

1716-1783 江戸時代中期の俳人、画家。
享保元年(1716)摂津東成郡(大阪府)に生まれる。20歳ごろ江戸にでて早野巴人(夜半亭宋阿)に俳諧を学び、師の死後、関東から奥州の遊歴を経て、宝暦元年(1751)京都に移った。写実性、浪漫性、叙情性にとむ俳風で中興期俳壇の中心的存在となる。晩年は蕉風復興を提唱。また、画家としても活躍し、池大雅と並んで南画(文人画)の大成者と言われる。天明3年12月25日死去。68歳。俳号に夜半亭、紫狐庵など。

Pick up Song♪
「乾鮭や 琴に斧うつ ひびきあり」

竹久夢二(たけひさゆめじ)

1884-1934 明治から昭和前期の画家、詩人、デザイナー。
明治17年(1884)岡山県邑久町に生まれる。明治38年(1905)頃から挿絵画家として活躍し、「夢二式美人」と呼ばれる独特の美人画で一世を風靡する。また、「宵待草」などの叙情詩で人気を博した。大正3年(1914)東京に店港屋をひらき、千代紙などの商業デザインも手がけた。昭和9年(1934)死去。51歳。

Pick up Song♪
「久にして ゆたかに飯を くひにけり何か 心たのしむ ごとし 榛名山幻想」

作品